一般的に屋根材、壁材に使われているガルバリウム鋼板は目地材に含まれるアルカリ成分により、防錆効果を失い、極端に耐久性が落ちてしまいます。
同じく、一般的に普及している溶融亜鉛メッキ鋼板はアルカリ性には強いが、耐久性は ガルバリウム鋼板に劣ります。
ZAMは、日新製鋼が世界で初めて工業生産化に成功した、前述した2つの鋼板のデメリットを全て払拭できる鋼板です。
弊社ではこのZAMを下地材とし、壁全体を隙間なく覆い尽くす事により、下地の時点でも、十分な耐久性、 耐震性、防水性を実現しました。
ZAMとレンガが組み合わさることによって、建物は強い紫外線や様々な気候・災害から半永久的に 守り続けられるのです。
ZAMは溶融亜鉛メッキ、ガルバリウムに比べ 優れた耐赤錆性を有しています。
ZAMは酸・アルカリ水溶液中では溶融亜鉛メッキと 同様の腐食挙動を示します。
・試験方法
・溶液:Na2SO4 を1g/L 含む水溶液を基本液として、 酸性側はH2SO4 を、アルカリ側はNaOH を添加して、 pH を1~14 に変化させました。
・各pH に調整した30℃の溶液中に各試験片(n=3)を24h 浸漬し、 腐食減量を求めました。 なお、試験片端面および裏面はシールを施しました。
ZAMの耐アンモニア性は、溶融亜鉛メッキや、 ガルバリウムに比べて優れています。
・試験方法
22℃の5%アンモニア水に24 時間浸漬し、腐食減量を測定しました。 なお、試験片端面および裏面はシールしています。
ZAM® はいずれのメッキ鋼板と比較しても優れた端面耐食性(耐赤錆性)を示します。
ZAM® の端面は時間の経過とともに、保護被膜に覆われ落ち着いた色に変化します。
ZAM® の端面は時間の経過とともに、保護被膜に覆われ落ち着いた色に変化します。
①いかなる揺れでもレンガ落下、及び剥離がありません。
②外部から浸水しても本体内部への浸水を防げます。
③前後左右への曲げに対する強度アップを図っています。
精巧に設計製造されたシステムレールが、隙間無く壁全体の防水シールとなって雨水を確実にシャットアウトします。
施工環境での材質同士の互換性にも充分注意を払って防水性・耐久性をさらに高めます。
一般的な国産の乾式工法の下地はサイディング下地、またはモルタル下地になっています。
これらの下地は特性上、地震や建物への強いショックによりひび割れ、破損し、外部から 本体への直接的な雨漏りを引き起こす可能性があります。
表面のタイル等が綺麗な状態であれば下地の破損を発見するのは難しく、気付いた時には、雨漏りだけではなく、更なる問題を引き起こしている事例もあります。
一方、鋼板レール下地はその形状と材質の特性上、しなやかさと強度を併せ持っているため、地震や建物への強いショックがあっても、うまく力を逃がし、金属であるゆえに割れるという可能性はほとんどありません。
そのため、下地として本来の性能を確実に保つことができますので安心です。
乾式レンガ工法におけるレンガの下地には、一般的にガルバリウム鋼板や溶融亜鉛メッキ鋼板が使用されています。
どちらも高い性能を備えていますが、目地材などの原因により耐久性や防錆性が落ちてしまうことも…。
そのデメリットを払拭するべく、弊社は優れた耐久性・耐赤錆性を実現するZAM®(高耐久メッキ鋼板)を使用しています。
ZAM®とは、日新製鋼が開発した画期的で高性能な鋼板。
防水をはかる完全設計となっており、そのZAM®とレンガを組み合わせることで、気候や災害から住まいを半永久的に守ることが可能です。